○地球にやさしい宿でありたい

近年、エコへの関心が高まってきており、各家庭でもエコへの取り組みをされていらっしゃる方も多いと思います。
BAKUでは、「太陽」という資源を少しでも有効に活用したい思い、「太陽光発電」による”蓄電”と「OMソーラー」による”蓄熱”を利用することで、どの季節にお越しいただいても快適に過ごすことができる空間をご用意し、みなさまの到着を心待ちにしています。

1.太陽光発電

太陽光パネル:発電、太陽熱の利用

BAKU開業時に設置した太陽光パネルは、二十数年の時を経て、いまも日々稼働中です。
震災の直後に節電が呼びかけられる中、少しでも自身で電気を作り出し節電に協力しようと、パネルを追加設置し、BAKU発電所が完成。 いまではペンション内の照明や給湯はもちろんのこと、売電もできる規模になりました。
冬はパネルにたくさんの雪が積もりますが、氷点下20度を下回る寒い朝でも、パネルの雪下ろしに精を出しています。

2.太陽熱利用(OMソーラー)

パネルの雪下ろしに精を出すオーナー

太陽光パネルで暖められた空気を床から室内に取り込むことで、部屋の中だけではなく廊下や脱衣所なども暖めてくれるため、建物全体が暖かくなっています。
また、夏は夜間の冷めた空気を取り込むことで、風の流れを利用して快適な夜を作りだし、そよそよと涼しい風が感じられます。 給湯としても利用しています。

3.間伐材を利用した薪ストーブ

適度な運動も兼ね、近くの山に出かけると、間伐材を切り出したときの不要になった根っこや枝が捨てられていることがあります。それらをわけてもらい、薪ストーブの燃料として使っています。
薪ストーブは、人を暖めるのはもちろん、自然素材やガラスなどに吸収されてその熱が留まる性質があります。そのため、ストーブの火が消えたあとも穏やかに放熱され続けています。
薪ストーブの穏やかで人が心地よいと感じる空間で、オーナーやスタッフと気軽にお話しませんか。

4.自然水の利用

食事の際、水差し(ピッチャー)に入っているお水は、旭岳の麓に湧き出る「大雪旭岳源水」の湧き水です。 この湧き水は、北海道の屋根「大雪連峰」の雪どけ水が、山々の大自然のフィルターを通って、長い年月をかけてゆっくりと地中深くにしみ込んで創り上げられた天然の水です。
そのため、特にミネラルが豊富に含まれ、健康維持や美容にも効果が高い天然水として人気があります。

5.地産地消につとめています

地産地消は、どこで誰によって作られたものかわかるため安心感があり、また旬の食べ物を新鮮なうちに食べられることが最大のメリットです。
BAKUでは、美瑛の農家で分けていただいた苗で野菜作りをしており、朝採れた新鮮な野菜を朝食にお出ししています。
また、カボチャやトウモロコシは、近くの農家さんから分けてもらい、素材の味を活かしたスープでご提供。じゃがいもは美瑛産”キタアカリ”を使って、グラタンや焼ジャガを作っています。

   

○施設について

・食堂(Dinning)

 吹き抜けの爽やかな食堂で夕食・朝食をお楽しみください。
 夕食は18:00。朝食は7:30 です。夕食時間に間に合わない場合は、夕食を済ませてからお越しください。

・お風呂(Bath Room/Rest Room)

 お風呂、トイレは共同です。 1F、2Fの各階にございます。
 お風呂は家族風呂としてご利用いただけます。
 入浴時間は 16:00-22:00   翌朝:5:30-7:30 です。

 お風呂には、天然鉱物から採れた貴重な石、『光明石』を導入しています。
 『光明石』は無味無臭で、塩化カルシウムをはじめとする11の成分が含まれており、神経痛や肩こり、リウマチ、腰痛、冷え性などの効能があります。

○ご協力のお願い

・テレビはダイニングにありますが、各部屋にはありません。旅のお話で盛り上がってください。
・お部屋にエアコンはありませんが、扇風機で十分涼しい環境になるかと思います。
・自然豊かな山の中にあるため小さな虫たちが同居しています。虫の音色もお楽しみください。

○BAKUの由来

BAKUの15周年を迎えた年に、オーナーの手記として1冊の本を書き上げました。
その1ページより、『麦の由来』についてご案内します。

ペンション麦(BAKU)バクの由来

 私がまだ小さかった時の話です。 ある冬の夕方から夜にかけて私の住んでいた勇払(ゆうふつ)の街は嵐のような吹雪になりました。家の前の国道には大きな吹き溜まりができていました。通りがかりのトラックが…